新入社員向けエクセル研修のアンケートで出た質問と回答


 先日実施した新入社員向けエクセル研修のアンケートで出た質問と私の回答です。

ご参考まで。


【Q1】

仕事前に水泳をするとのことでしたが、朝は比較的に、時間に余裕がある方なのでしょうか?


【A1】

会社に限らず、社会人として一番大切なのは

「自分で決めたことを自分でやる」

ということだと思っています。

これは口で言うほど簡単ではありません。


人は大抵言い訳をします。

「今は仕事が忙しいからできない」

「今日は雨が降っているから休もう」

「やっぱり自分には向いていない」

など。

自分で決めたことでも、できない理由はいくらでも見つかります。


私は水泳の朝練に誘われてから、1年位悩みました。

「自分にできるだろうか」

「そもそもやって意味のあることだろうか」

悩んだ結果、自分の成長に役立つと考え、やると決めました。

やると決めたら必要なのは時間管理です。

時間管理というのは優先順位を決めて24時間の割り当てを決めることです。

優先順位が高ければ、「できない」という言い訳はありえないのです。


ご質問いただいた、

「朝は比較的に、時間に余裕がある方なのでしょうか?」

に対する回答です。

私は余裕があるから朝泳ぐのでも、

余裕がなくなったらやめるのでもありません。

私の中で優先順位が高いから朝泳ぐのです。

朝練で得ることのできる体力やストレス解消はもちろん重要なのですが、

同じ志を持つ朝練仲間との交流から計り知れない影響を受けており、

この年になっても自分自身が日々成長していることを感じることができます。

朝練仲間は人間的に尊敬できるだけでなく、

社会的にも評価を受けている人が多いのは想像に難くないでしょう。


繰り返しになりますが、

大事なのは

「自分で決めたことを自分でやる」

と覚悟を決め、優先順位を高くして

「時間管理」

をすることです。

やることは何でも構いません。

まずは小さいことから始めるのがよいと思います。

「時間があればやりたい」

とか

「お金があればできる」

と思っていることは検討に値しません。


【Q2】

エクセルを忘れないようにするには。

活用方法。


【A2】

エクセルを忘れないようにするには、日常業務で意識して使うしかありません。

会社に入ると覚えることが多すぎて、ついつい思考停止になりがちです。

言われたことをきちんとやるというのは非常に重要ですが、

「答えのない時代」を生きていかなくてはならない皆さんはそれだけでは足りません。

常に頭を働かせ、従来のやり方に疑問を持ち、自分で勉強し、失敗を恐れずにチャレンジする。

エクセルの上達もこれしかないと思います。


【Q3】

Excelを独学で勉強する時のおすすめの勉強法はありますか?


【A3】

日常業務の中で意識して使い、分からないことを自分で勉強するというのが王道です。

大事なのはエクセルそのものではなく、業務の中でエクセルを活かすことです。


しかしこれだけでは自分の殻から抜け出すことはできません。

私がおすすめするのはプログラミングの勉強です。

エクセルはプログラミングを目指して進化しています。

プログラミングの基本が身についていれば、業務の中でエクセルを活用するときに、より正しい方向性で考えることができます。

全員がプログラマを目指す必要はありませんが、

「データの世紀」といわれている現代において、

プログラミングの基本を学ぶことは必須と考えています。


ポジショントークになるかもしれませんが、会計の勉強もおすすめです。

会計とシステムは非常に親和性が高く、会計が分かっていると自ずと業務でエクセルに求められていることも分かってきます。

一般の社会人がエクセルだけを追求してもそれほど良いことはないと思います。