協会について

多くの識者から日本のIT教育不足が指摘されています。

OECDの国際成人力調査において、日本の「ITを活用した問題解決能力」は参加国中10位という残念な結果が出ています。 「読解力」「数的思考力」がトップの成績であることを考えると、いかに教育が不足しているかが分かります。


「IT教育」というと「プログラミング」を連想しがちですが、両者は同じものではありません。

特定のプログラミング言語を学べば「ITを活用した問題解決能力」が身につくかというと必ずしもそうではありません。


すべての財・サービスがITを通じて提供されるこれからの時代に、ビジネスパーソンにとって必要なのは「ITを活用した問題解決能力」であって、プログラミング能力ではありません。

ではどのようにしたら「ITを活用した問題解決能力」を身につけることができるでしょうか。


これまでは「読解力」や「数的思考力」を身につけるのに特別な道具はいりませんでした。

「読解力」や「数的思考力」は授業や読書によるインプットと、紙と鉛筆やプレゼンによるアウトプットを繰り返すことで身につけることができました。


しかし「ITを活用した問題解決能力」を身につけるには紙と鉛筆だけでは足りません。

「ITを活用した問題解決能力」はその性質上、インプットにもアウトプットにもPCが必要となります。

ただし、PCはアプリケーションがなければただの箱です。


どのようなアプリケーションを利用すれば「ITを活用した問題解決能力」を身につけることができるでしょうか。

私は会計士としてビジネスの現場を長く見てきた経験から、ビジネスパーソンにとって最も身近なアプリケーションであるエクセルやGoogleスプレッドシートのような「スプレッドシート」学ぶことこそが、「ITを活用した問題解決能力」を身につけるのに最適な方法であると考えています。

スプレッドシートを学ぶことで業務効率向上にも直接結びつくため、まさに一石二鳥なのです。


当協会の活動が、スプレッドシートを学びたいと考える多くの方々の役に立つことを願ってやみません。